幼い頃から基本的には白米を食べて育ってきました。
ずっと白米だったから、大人になるまで何の疑問も持っていませんでした。
江戸時代に白米が普及し始めたのですが、そのため玄米には含まれていたビタミンB1が摂取できなくなり、当時「江戸患い」と呼ばれた脚気になる人が増え、たくさんの人が亡くなったそうです。
さすがに現代では他の食物からビタミンB1を摂ることが出来ますが、当時は深刻な問題でした。
玄米の優れた特性
玄米は優れた栄養価を備えています。ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富です。
ミネラル
カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、モリブデンなど必須ミネラルを含んでいます。
ミネラルが不足すると不調の要因となります。
食物繊維
血糖値の抑制
白米は炭水化物(糖質)が主成分なので血糖値の急上昇を招き、体に負担がかかってしまいますが、玄米は食物繊維のおかげで消化・吸収に時間がかかり血糖値も緩やかに上昇します。
整腸作用と便通
さらに、食物繊維は腸内の善玉細菌の栄養となり、腸を良い状態に整えます。
すると、便通も良くなり、良い事づくめです。
腸には体全体の70%の免疫細胞が集まっています。ですから腸の健康が、体全体の健康につながっているのです。
私の場合、玄米を食べるようになってから、便の質がかなり変わりました。
正直なところ、以前はかなり腸の状態が悪く、便・おならが悪臭でした。
しかし、今では便の臭いがほとんどなくなりました。おならの臭いもかなり軽減されています。
この状態が、腸が健康だということなります。
それと、それに伴いなんと偏頭痛も治まりました。
腸の状態を良くしておくことは、超(ちょう)大切なことです!
玄米の注意すること
農薬
稲の栽培に農薬を使用している場合、玄米の胚の部分に農薬が残ってしまうようです。
農薬の悪影響を受けてしまっては元も子もないので、無農薬の玄米を選びましょう。
ひどい便秘の場合
玄米の食物繊維は不溶性なので、玄米の食物繊維を摂りすぎると逆に便がかたくなってしまうことがあります。少しずつ慣らしていくか、水溶性食物繊維をおススメします。
水溶性食物繊維の代表的なものは、海藻類・納豆・アボカド・大麦(押麦)・オクラ・山芋・ゴボウです。
最後に
腸の状態は、体の健康にかなり関わっていることをお伝えしました。
腸を健康に保って、自分や大切な人の健康を守ることを願っています。
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